サメとエイ :脆弱種の保護
多くのダイバーが敬愛するサメの個体数減少を 2030 年までに回復させる。
サメやエイが直面している脅威と私たちの役割
健全な海洋生態系を保つ上で、サメは捕食者としての役割を果たしています。しかし、サメの繁殖の速度は遅く、人々に畏敬の念を持たれつつも絶滅の脅威にさらされている約 300 種のサメは十分に保護されていません 。
サメやエイは観光の目玉として多くの国の経済を支えています。ダイビング・コミュニティはサメやエイの保護を推進し、その機会を多くの人々に提供しています。乱獲と海洋汚染による生息地の喪失が主な脅威となっており、市民科学や広報活動を通じてダイバーはサメやエイの減少に立ち向かう世界的な取り組みの先頭に立っています。
世界的なサメとエイの調査を支援して、サメの保護に協力しましょう。
この海の非常事態に立ち向かうため、PADI AWAREは、サメとエイの個体数をモニターし、絶滅から確実に保護することを目的とした世界規模の市民科学プログラム、世界的なサメとエイの調査をご紹介します。このプログラムでは、水中や陸上にいるすべての人(ダイバーもノンダイバーも)を対象に、遭遇したサメやエイの種を記録したり、特定の場所をモニターして個体数の動向を追跡するなど、データの提供を呼びかけています。データは収集後に厳密な科学的分析を経て、デリケートなサメ・エイ種の適切な保護を提唱し、健全な個体数を促進するために使用されます。
サメやエイの保護を加速させるために、今からできることを始めましょう!
サメとエイの保護に貢献しませんか?
現在のキャンペーンや今からできるアクションを紹介します。
100種以上の種に対する保護策の強化
サメやエイの保護はPADI AWARE Foundationの歴史とコミュニティの中心にあります。これまでに、環境負荷が高く持続不可能な取引の制限や漁業制限などの政策変更を通じて、100種以上の脆弱な種に対する保護施策を導入することに成功しました。これからもあなたの支援を得ながら、さらに数百種に対する具体的な保護策を提供し続けます。
PADIの海洋における行動指針:
絶滅の危機に瀕する海洋生物の保護
PADI AWAREは、ダイビングコミュニティの支援を受けて、サメやエイの絶滅を防ぐために重要な保護策を推進しています。我々の「海洋における行動指針」を通じて、無秩序な漁業の制限、効果的な海洋保護区の設置、地域のサメやエイの個体群の健康状態のモニタリングを通じて、個体数の減少を最小限に抑えることができます。
海洋における行動指針の目標と戦略
ダイバーが敬愛するサメの個体数減少を 2030 年までに回復させる。
鍵となる活動 (1) 2023 年までに PADI オーシャン・トーチベアラー(海洋保護の志を持つ者) によるサメ・エイ保護促進のための国内キャンペーンを 10 回実施 (2) ダイバーがよく遭遇する生物であるサメの個体数を把握するため世界的なサメ調査を実施。